グリッド対応アプリケーションということで、作成したアプリケーションはスタンドアロンの PC でも並列動作してほしいところ。デフォルトでは、2 多重で並列動作します。ではこれを 8 多重にしてみますか。変更するため、以下のコンフィグレーションファイルをメモ帳とかで開いて編集しましょう。
[インストールディレクトリ]\conf\vem_resource.conf
Windows で、インストールディレクトリがデフォルトだと以下のフォルダです。
C:\SymphonyDE\DE40\conf\vem_resource.conf
で、注目するところは以下の部分。
AGENT:8000:localhost:20:2:NTX86:1
そうです!ここで「2」となっている部分が、グリッド対応アプリケーションのサービスプロセスの並列実行度なんですねぇ。ここを「8」にして変更を保存して、Symphony DE を再起動(コマンドラインだと、soamshutdown 実行後に、soamstartup)して、Windows のタスクマネージャを開いて見ましょう。で、以下のように symping を実行してみてください。
symping -m 1000
これは、symping でタスク数を 1,000 にして実行するという意味です
#ま、動きを見やすくするために、単に実行時間を延ばすため 1000 個にしてみましたーって感じで。
で、symping 実行中、タスクマネージャを見ると sim.exe と sympingservice.exe が 8 個づつ起動しているのがわかると思います。前者が、タスクがきたらサービスを実行するといった役割を担う Service Instance Manager という Symphony のシステムプロセスで、sympingservice.exe が symping のサービスの実体です。