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FKB91JP 修理ついでに改造

今日はダイヤテックの 13 年前に購入したキーボード、FKB91JP を修理がてら改造したので、誰とはなしに報告いたします。

ダイヤテックFILCO ブランドとして、以前はいかにもメカニカルでクリッキーな、今は亡き ALPS スイッチを使った、いかにもなメカニカルキーボードをだしていたけど、ある時を境に Cherry MX スイッチに切り替えており、その割と初期モデルの一つが FKB91JP だと認識しております。

13 年前、諸々の事情で、PC キーボードは、怪社では HHKB Pro、家では FKB91JP という運用をしていたのですが、FKB91JP のカーソルキーのキーが、キースイッチの軸ごともげてしまう事故が発生し、瞬間接着剤でもげたカーソルキーをくっつけたりして、だましだまし使ってましたが、ほどなく次の年には怪社も家も HHKB Pro という体制になり、FKB91JP は押し入れへ。何度か廃棄しようと思いましたが、Cherry MX キースイッチの個人的な理解が進むにつれて、「キースイッチを換装すれば直りそう」と思い、本日断行いたしました。ってか、どんだけ Cherry MX の理解とやらに時間かかってるんだよ?

今日までに、静音化リング装着による若干のキータッチ静音化壊れたキートップ(↑キー)含めたカーソルキーと A、D、S、W キーを換装してゲーミングキーボード風にアレンジとかキースイッチ換装に必要そうな材料・道具の調達(換装用 Cherry MX 赤軸キースイッチ、ラジオペンチ、ソルダープルト(溶かした半田をすいとる道具))を済ませ、キースイッチ換装に臨みました。

キースイッチ換装については、こちらのブログエントリー様を参考にしました(というか、できそうという確信をもったというか)。

ついでなので、もともと採用されている Cherry MX 茶軸ではなく、カーソルキーのスイッチは赤軸に切り替えることにしました。

茶軸は、いわゆるタクタイルスイッチで、押下レスポンスが途中ちょっと変わります。赤軸はリニアスイッチで、押下レスポンス一定です。Cherry MX キースイッチのタクタイルとかリニアとかのメカニズムは、こちらのサイト様がわかりやすいです。いかにもメカニカルな青軸も良いかと思ったのですが、カーソルキーだけクリッキーな押下感というのもちょっとね…、ということで却下。

FKB91JP の分解は比較的簡単で、裏側の 3 つのネジを外すだけです。で、取り外したいキースイッチの裏側の半田を溶かして、溶けた半田はソルダープルトで吸い取り除去します(Cherry MX キースイッチを見ればわかりますが、1 つのキースイッチにつき、半田でとめる端子部分が二カ所あります)。まずは壊れたキースイッチを赤軸にしました。こんな感じです。

はい、そして↑カーソルキーとして、動作確認とれましたー。調子にのって、他のカーソルキーも換装しました。こんな感じです。

正直、今回のキースイッチ換装はかなり力業でした。半田の除去とかは割と簡単でしたが、半田を除去してもキースイッチがなかなか基板からとれなくて(おそらく、キースイッチを固定している鉄板にがっちり固定されている)、ラジオペンチで引き抜きました。おかげで、もともとついていたキースイッチは一部破損してしまいました。ぐはぁ。ま、新しいキースイッチの取り付けは割と楽でしたが。

さてできあがりがこちら。

換装したカーソルキーも正常動作確認とれました。いいですねー、赤軸のリニアな押下感。

とはいえ、quitada は英語キーボード使いなんです、今。日本語キーボード FKB91JP は今のところ個人的に使い道がない。あはは。とりあえず、キースイッチ換装とかしてみたかったのでしてみましたーという報告でした。