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DELL Latitude D430 を SSD 化

昨年、怪社で使っている DELL Latitude D430 のハードディスクを換装しました。ともかくディスクアクセスが遅いので、多少新しい HDD にすれば、多少は速くなるのではないかと思いまして。でも、所詮 1.8 インチハードディスクなんで、換装作業で色々と勉強にはなったけど、ほとんど効果がなかったわけでして。

ということで、SSD 化を決意し、ネットで調べてみると、DELL Latitude D430 に適合する 1.8 インチ PATA ZIF なものは RunCore Pro IV 1.8 インチ 5mm PATA ZIF SSD(128GB)あたりがリーズナブルで、Indilinx コントローラを使っているようで MLC ながらパフォーマンスもよさそうだったのでこちらを注文しました。

ただこれが、楽天にもアマゾンにもなくて、日本の代理店と思われるデータゲート社のオンラインストアで注文しました。以下です。


Data-Gate Inc. - RunCore SSD ラインナップ for DELL NoteBook

注文したのが 3/7、届いたのが本日なんで、一ヶ月超えました。注文当初はメーカーにも在庫がなかったらしく、品薄らしい。それで、パッケージはこんな感じ。

本体は小さい(上の方に鎮座している小さな黒い四角い物体)のにずいぶんと大きいパッケージだなと思ったら、既存ディスクの内容をそのまますいだすための移行ツールが色々とついているためだったんですね。以下のとおり、SSD を外付け USB ディスク化するケースとかケーブル、ネジとかドライバーとか。

本体はこんな感じ(PATA ZIF インターフェースが見える方の向き)。

その裏側はこんな感じ。

上述の通り、移行ツールキットがついていて、移行方法なんですが、まず SSD を USB ディスク化して移行元のマシン(今回は DELL Latitude D430)に接続します。すると、その中に Acronis True Image Home 2010 というバックアップソフトとか入っているんですね。

Acronis True Image Home 2010

Acronis True Image Home 2010

#ちなみに当該 SSD に移行してしまうと、移行ツールキットソフトウェアとか消えてしまうので、移行元にマシンにバックアップしておくとよいでしょう(ま、移行したら使わないけど念のため)。

このバックアップソフトをまず移行元のマシンにインストールします。途中、ライセンスキーいれてくださいとか怒られますが、無視して 30 日評価版扱いでインストールします。

インストールしたら、デスクトップ上に以下のアイコンがでてくるのでダブルクリックして起動します。

#ちなみに、今回の作業において、移行元の OS は 32 ビット Windows XP です。

USB に接続した SSD に移行元のディスクの内容をまるごとコピーするんですが、以下のように Tools & Utilities から Clone Disk を選択・実行します。

あとは英語ですが、指示にしたがって、移行元のディスクと移行先のディスク(SSD)を指定してコピーを実行します。

#ここらへん、付属マニュアルとかに詳しく書いてないんで、ちょっと注意が必要かも。

ちょっとしたら、再起動を促されて、コピーがはじまります。当方は 2 時間近くかかりました。ま、元のハードディスクが遅いので。

コピーが完了したら、本体のハードディスクを SSD へと交換します。DELL Latitude D430 の場合は当方の以前のブログエントリ(こちら)を参照してください。当方が行った限りでは、換装しただけで特に問題なく認識しました。

さて、パフォーマンスチェック。ちょっと時間をさかのぼって、SSD 化前のハードディスクの状態で CrystalDiskMark 3.0 で計測した結果が以下です。

遅いですねー。シーケンシャルアクセスもさることながら、小さいファイルサイズのランダムアクセスがとっても遅い(HDD の特徴ですが)。

SSD 化した後が以下です。

シーケンシャルアクセスが最大 4 倍くらい、ランダムアクセスが最大 70 倍くらい速くなってますねー。ナイス!

体感的にもかなり改善されてます。OS 起動直後や Outlook とかディスク I/O がひどいことになっているアプリの立ち上がり具合や反応がまるで違って、キビキビしてます。

ともあれ、MLC SSD はパフォーマンス劣化(実際、こちらに書いたとおり、当方も体験している)とかプチフリ問題とかよくきくので、今後の状況については逐次レポートしていきたいです。