Windows Vista 正式対応してない場合、Vista から導入された UAC でインストールや稼働に手間がかかることが多いですが、それさえクリアすればそれなりに動くようで。
ということで、昨日からやっている「Windows Vista 正式対応していないソフトウェア」の Windows Vista 環境へのインストールを、3DMark 99 Max を例にまとめてみたいと思います。
3DMark は、3D グラフィック機能のベンチマークソフトウェアで PC ゲームチックな映像が続くのが見ていて面白いですが、3DMark 99 Max は名前のとおり、1999 年にリリースされたものでまさに Windows 98 時代に作られたものです。なので、まずインストーラ(3dmark99max.exe)を動かすために、Windows 98 互換モードにします。これは、3dmark99max.exe を右クリックして「プロパティ」を選択、以下のように「互換性」タブをクリックして、「互換性モードでこのプログラムを実行する」にチェックをいれ、「Windows 98 / Me」を選択します。ついでに、後々めんどくなるので、特権レベルの「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックをいれて、「OK」を押します。
そして、3dmark99max.exe を実行します。すると、途中でエラーがでて、どこかのフォルダに書き込みができないようなメッセージと、そのパスがでてくるので(おそらく、C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Temp 配下のどっかのフォルダ)、当該フォルダを右クリックします。すると、以下のように「読み取り専用」の部分が設定されているんだかどうなんだかわからない謎の状態(XP から導入)になってます。
なので、ここは「読み取り専用」にしたくないので、明示的に以下のようにチェックをはずして「OK」を押します。
そして、再度 3dmark99max.exe を実行します。すると、今度はインストールが成功するはず。
なお、インストール後の 3DMark 99 Max の実体(デフォルトだと C:\Program Files\3DMark 99 Max\3dmark.exe)も、最初のインストーラの exe で行ったように互換性モードの設定をします(特権レベルの設定は不要だと思う)。
他のソフトも同様に、互換性モードの設定と、ユーザーフォルダの書き込み権限の設定(無理であれば、自分でフォルダを作っちゃったりとか)で、多くの場合は対処できそうな感じです。