CNET の記事で、ロングテール理論というものが紹介されていました。詳細は記事を見ていただくとして、ものすごく乱暴にいうと「ニッチな商品でも利益があがる!」という感じですかねー。
従来のリアル店舗的な発想だと、
- ニッチな商品は売れない
- 不良在庫を抱えるからあまり入荷しない
- 陳列する場所がないから入荷しない
ということで、そういう商品がほしくても手に入らない状況になると。えてして一部の消費者にとっては幸せでない。一方、わかりやすい例でリアル店舗を持たない、ネット店舗のみのデジタル音楽配信ビジネスの場合は、
- 商品自体は実態がないただのデータなので不良在庫をかかえることがない(まー、ストレージとか多少必要ですが…)
- そもそも陳列する場所も必要ない
ということで、ニッチな商品もそろえることができて、それを必要とする消費者に満足を与えるとともに、利益もだせるということですね。
ま、あたりまえといえばあたりまえですが、いわれてみると気がついてなかったような気がします。これは何も、ネット店舗だけに限らずリアル店舗でもありえる話のようで(実際、記事に例がでてすね)。
この理論が認知され、ニッチな商品もやり方によっては売れる!という風潮が高まれば、
- ニッチや、それぞれの個人の嗜好を満たす商品を提供できる
- ニッチっぽいけど興味深い、おもしろい商品が世の中に出やすくなる
となりそうで、ニッチ系アマノジャッキーな quitada 2.0 的には喜ばしい限り。ぐふふ。